生活保護を知らない家族の悲しい出来事・・・(´;ω;`)

 先日、ネットニュースで、なんだか悲しい出来事が記事になっていた。

 ある家族の話だが、両親が離婚後、中卒の母親がパートなどして生活費を工面していたのだが、体を悪くし、働けなくなり兄や弟のアルバイト、祖父の援助等で何とか生活していたそうだが、生活はひっ迫していたようで、まともな生活はできていなかったようだ。

 そのうえ、生活保護や失業したときの雇用保険の基本手当を知らず、兄がコロナ禍の影響で失業し、さらに生活が苦しくなり、50になる母親が、もう生きていても仕方ないと言って、長男に自身を殺すように依頼し、母親の嘱託殺人が成立してしまった。

 痛ましい事件ではあるが、上記を見ると結構な登場人物がいるのに、生活保護雇用保険も知らないなんてと驚いた。

 このような時、ひっ迫した家庭の人ほどセーフティーネットに疎いように思う。

 教育や情報の格差がこんなにつくのは、やはり、学校などで、このような制度も含めた多種多様な教育がされず、昔ながらの国語算数理化社会(それも大事だが・・・)と道徳なんかを中心に授業ばかりをしているからだと思う。

 確かに、道徳心等は大事かもしれないが、自身がひっ迫した特にどうしたらいいかも全く知らずに、大人になりいざ生活苦に直面すると、どうしていいかわからなくなり、上記のような事件が起こってしますと考える・・・

 生活苦の餓死や自殺も同様の理由だと思う・・・

 今後からでも、この国の在り方として、勉強や道徳だけでなく、国に存在する様々な制度の授業を取り入れてみたはどうかと考えさせられる事件であった。

 ※ちなみに、以前、消えた年金問題の調査員をしていた時も、年金の仕組みくらい学校で教えればいいのに・・・と、似たようなことを考えたが、相変わらず似たようなことが起こり、似たようなことを考えさせられるように感じました。